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酸蝕症とは?🧐

こんにちは!北千住すずらん歯科です🌼

みなさん「酸蝕症」という言葉を聞いたことがありますか?

日本人の4人に1人はこの酸蝕症と言われています。

本日は酸蝕症についてお話したいと思います🙂

 

酸蝕症とは


酸蝕症とは、食品や飲料に含まれる酸によって、歯のエナメル質が溶けてしまう疾患です。

この症状は少しずつ進行するため、初期段階では自覚症状がなく気づきにくいのが特徴です

虫歯は、プラーク(歯垢)の中にいる細菌が糖を分解することで発生する酸によって歯が徐々に溶ける病気ですが、酸蝕症は、食品や飲料に含まれる酸が原因です。

つまり、虫歯は細菌が関与するのに対し、酸蝕症は細菌の働きとは無関係に発生します。

また、虫歯は痛みや穴が目立つ特徴がありますが、酸蝕症は痛みが少なく、外見上の変化に気づきにくいことが多いです。

 


症状


酸蝕症を放置していると、以下のような症状が現れます。
虫歯と同様、失われた歯質は元に戻すことができないので放置せずにお早めにご相談ください🦷
  •  歯の先端が薄く、ギザギザになる
  •  歯が薄くなる
  •  歯に穴があく
  •  詰め物とのあいだに隙間ができる
  •  歯がしみる(知覚過敏)
  •  歯の白濁、黄ばみ、透明感の低下

 


原因


 

酸蝕症の原因となるのは、酸性の飲食物の摂り過ぎです。

また、ダラダラと食べたり飲んだりしていると、酸蝕症のリスクが高くなります。

 

【歯が溶けやすい食べ物・飲み物】

  • 炭酸飲料(ジュース・アルコール)
  • スポーツドリンク
  • 酢を使った食べ物・飲み物
  • 柑橘類
  • ドレッシング類
  • 梅干し
  • レモン

 

歯が溶けやすい習慣

  • 胃酸の逆流(逆流性食道炎)
  • 酸性の飲食物を口にした後すぐの歯磨き
  • 拒食症、過食症などによる頻繁な嘔吐
  • 妊娠中の悪阻

 

 

 

 

 

 

 

 


予防方法


【酸性の飲食物を控える】

酸性の飲食物を避けるのは、酸蝕症の予防として最も効果的です。

完全に断つことは現実的には難しいので、摂り過ぎないように意識することが大切です。

また量が多くなくても、ダラダラと長い時間をかけて飲食をすると、再石灰化が進まず歯が溶けやすくなってしまいます。

 

【酸性の飲食物を口にした後はすぐにうがいをする】

酸性の食べ物・飲み物を口にした時は、すぐにうがいをしましょう。

これだけで、歯が溶けるリスクが大幅に削減できます。

 

【唾液の分泌を促進する】

食べ物をよく噛むことで、唾液の分泌を促進すると、歯の再石灰化が進みやすくなります。

その他、規則正しい生活や唾液腺マッサージなども唾液の分泌を促進してくれます。

 

【歯科医院でのフッ素塗布】

フッ素を塗布して歯の表面をコーティングし、溶けにくい歯にするケアを受けましょう。

 

 

 


治療法


 

酸蝕症の治療の第一歩は、まず原因を明らかにすることです。

治療をしているのに、改善が必要な生活習慣をそのままにしていては治らないためです。

必要に応じて内科を受診していただくこともあります。

原因がわかった後の治療法として、症状に応じてコンポジットレジンでの修復や被せ物での修復を行います。

 

 


まとめ


 

酸蝕歯は、ジュースなどの炭酸飲料を好む方や、疾患により胃酸が頻繁に口腔内に触れてしまう方などに多い疾患です。

歯科医院での治療は可能ですが、酸によって溶けてしまった歯が元に戻るわけではありません。

酸蝕症は予防と早期発見、早期治療が重要な疾患です。

酸蝕歯の特徴に当てはまるという方は、一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。

お気軽にお問い合わせください😺

 

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