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仮歯はずっとつけてても大丈夫?一生使えるものなの?

みなさん、こんにちは!北千住すずらん歯科です🦷

 

今回は、歯科医院での治療過程で必要な「仮歯」についてご説明していきます。

仮歯は、最終的な被せ物が入るまでの間につけるものですが、どのような役割を果たしどれくらいの期間持つのかなど、詳しくお話ししていきます😊✨

【仮歯とは?】

仮歯は、最終的な被せ物が完成するまでの間、一時的に装着される歯のことを指します。通常、プラスチックや樹脂でできており、形や色を調整しやすいのが特徴です。

その名の通り仮の歯として、本物の被せ物が入るまでの間、食事など口の中で活躍する歯のことです。

歯科の業界では『テンポラリー・クラウン』『TeC(テック)』と呼ばれます。

 

 

【仮歯の役割】

  • 周囲の歯の保護
    欠損した歯の周囲の歯が動いたり、傾いたりするのを防ぎ、最終的な被せ物がより正確に適合するようにします。

  • 噛み合わせのバランスの維持
    噛み合わせが崩れるのを防ぎ、顎の関節への負担を軽減します。

  • 食事や発音の補助
    食事をしたり、発音したりする際に、自然な状態を保つことができます。

  • 審美性の回復
    欠損した歯の代わりに、見た目を整え、自信を持って生活できるようサポートします。

  • 治療の評価
    最終的な被せ物が装着される前に、仮歯で噛み合わせや適合などを確認し、治療計画の修正に役立てます。

  • 細菌などから患部を守る
    インプラント治療などで、細菌感染を防ぐ蓋のような役割を果たします。

  • 歯根膜の刺激を維持
    噛む感覚を維持し、歯根膜の機能を維持することで、最終的な被せ物が装着された際に、違和感を少なくします。

  • 歯の移動を防ぐ
    歯が隣の歯に向かって移動するのを防ぎます。

  • 外部からの刺激から守る
    治療中の歯を、熱いものや冷たいもの、歯磨きなどから保護します。

仮歯は、治療中の口腔内環境を安定させ、最終的な治療結果に大きく影響を与える重要な役割を担っています。

 

【仮歯の寿命は?】

仮歯の寿命は口腔内の状態によって異なりますが、約1ヶ月程度とされています。

長時間装着していると劣化してしまい、強度が落ちてすり減ってしまうため、いつ壊れてもおかしくない状態になってしまいます。

 

【仮歯をつけている間に気をつけるポイント】

・硬い食べ物や粘着性のあるものはできるだけ避ける

普段のお食事には特に支障はありませんが、あまり硬いものや粘着性のあるものを食べたりすると取れたり割れたりする可能性が高くなります。仮歯は一時的なものですが、ないと日常生活に支障をきたすため、できるだけ取れたり割れたりしないようにしていただくのが理想的です。

 

【仮歯のままじゃダメなの?】

仮歯は、一時的なもので最終的な歯が入る前のつなぎとして使用しているだけなので、長期間使い続けることはやめましょう。

セラミックや金属に比べて柔らかい素材でできているため、長期間使用していると、いつの間にか削れてしまうリスクや割れてしまう可能性も。

また表面がザラザラしている材質のため汚れが着きやすかったり、取り外すことを前提に作成されているため歯茎との隙間があるため、虫歯や歯周病の原因にもなりかねません。仮歯と隣接している健康的な歯にまで悪影響を与えてしまう可能性があります。

仮歯をいれたらそのままにするのではなく、なるべく早く治療を受けることをおすすめします。

 

【仮歯が取れてしまったらどうすれば良いの?】

①仮歯を保管しておく

仮歯が取れてしまった場合は歯科医院で再度付け直すことが可能です。失くしたり捨てたりしないよう、保管しておきましょう。

②仮歯を自分でつけない

仮歯は、歯科医院で仮歯をつける専用のセメントを使用してつけています。違うものでつけてしまうとすぐ取れてしまったり、逆に取ろうとしても外れなくなってしまう可能性もあります。自分ではつけず、必ず歯科医院で治療をしてもらいましょう。

 

【まとめ】

仮歯はあくまで一時的なものであり、最終的な治療を受けることが重要です。

今回ご紹介した内容を参考に、仮歯の役割や注意点についても理解を深めてられたのではないでしょうか🧐

もし他にも疑問や不安な点があれば、いつでもスタッフにお声がけください😊

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