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🦷歯周病と治療🦷

こんにちは!すずらん歯科です。

だんだん寒くなってきましたね。

今日は歯周病と治療についてのお話です。

 

~歯周病について~

歯周病は、歯垢や歯石の中の歯周病細菌によって引き起こされる感染性の病気です。歯周病ははじめ歯茎に炎症が起こり、さらに進行していくと歯を支えている骨を溶かしてしまいます。

歯と歯茎の境目の溝の「歯周ポケット」のお掃除が行き届かないと、そこに歯垢がたまり、それが固まり歯石になります。歯石がたまると歯茎の炎症を起こします。歯茎が赤くなったり、腫れたり、歯ブラシをすると出血しやすくなります。あまりお口の中を見ない方ですと、知らないうちにさらに進行することがあります。気付かなかったり、気付いていても放っておくと歯周病が進行して、歯を支えている骨を溶かして、歯が大きくグラグラしたり、細菌によって膿がたまったりします。また、歯を支えている骨がとけると歯が動きやすく歯並びも悪くなってしまいます。手遅れとなると場合によっては、歯が自然に抜けてしまったり、抜かなければならなくなってしまう怖い病気です。

日本人の歯を失う原因の第1位は歯周病(37%)であり、、30代から60代にかけての有病率が高く、30代以上では、3人に2人が歯周病になっています。

~歯周病の予防と治療~

歯周病の予防の基本は歯垢がつかないようにすることです。毎日、毎食後の歯みがきや歯医者さんでの定期的な歯石除去が有効です。 定期的に歯医者に来ることで自分では気づかないお口の中の変化や歯みがき指導をうけることが出来ます。

しかし歯周病になってしまった場合には歯科医師や歯科衛生士がもっと専門的に歯の清掃をしたり咬み合わせの調整を行ったりします。このときに歯茎の中のお掃除が必要になります。 また重度の場合は歯ぐきの手術(フラップ手術)が必要なこともあります。

主な治療として、歯周病の原因である歯に付着した細菌の塊である歯垢を取り除かなければ、歯周病の進行を食い止めることが出来ません。歯周病の治療では、1番の原因である歯垢や歯石を取り除く「歯周基本治療」をします。これは、患者さんがおこなう「セルフケア」と、歯医者さんでおこなう専門的な「プロフェッショナルケア」を合わせて行います。歯医者さんでも治療はできますが、日ごろの歯磨きが一番大事になってきます。

また歯周病を悪化させる原因は歯垢や歯石だけでなく、喫煙や糖尿病など体全体も関係してきます。糖尿病の数値が高くなると、比例して歯周病が悪化してきます。逆に歯周病の人は糖尿病になりやすいなど相関関係があります。喫煙をする人はたばこの成分の中に血管収縮作用があり、出血はしにくいですが体が酸欠・栄養不足状態になります。すると、歯周病がひどくなりやすく治療しても治りにくいことが解っています。つまり、歯医者さんで行うプロフェッショナルケアを中心に、歯周病の原因を取り除く治療全体が、「歯周基本治療」です。歯周基本治療は、患者さん自身が軽度の歯周病から中等度、重度に進行している人にも共通する治療です。歯周病の初期段階であれば患者さん自身で行う毎日の歯磨きと歯医者さんで行う歯石取りや歯茎の中のお掃除でよくなることが多いです。

 

~歯茎の中のお掃除って?~

歯ぐきの中のお掃除を私たちはSRPと呼んでいます。

「SRPって何だろう?」と思われた方が多いかと思います。

SRPとは歯周病基本治療で行われる処置のことです。歯石をおとす「 スケーリング」と歯の根のお掃除「ルートプレーニング」という処置を同時に行うことを言います。

SRPは歯茎の中の歯の根についた歯石や歯垢を取り除きます。歯茎の中に歯石がついてしまう原因は、歯垢がたまり歯茎の中に入り込み、それが硬くなってしまうためで、歯周病が進行していたり、長期間歯石除去をされていない時等に付着します。

歯茎の中に歯石が付着していることで、歯石の中に含まれる細菌が歯周病が進行させてしまうリスクが高まります。よってSRPを行ってこれらを除去していき、歯劇の改善を図ります。

 

~SRPはなぜするの~

歯石には歯茎の上につく歯石と、歯茎の中につく歯石の2種類があります。

歯茎の上につく歯石であれば、基本的には超音波の機器を使用して取り除きます。超音波の振動を利用しながらその刺激で歯石を砕いていく歯科用機器になります。その場合は比較的簡単に取り除くことが出来ます。

歯茎の中につく歯石や歯垢を、手用の器具や超音波の機器を用いて取り除いていきます。しかし、「歯医者さんで歯茎のお掃除をしたら血が出てきた」、「痛くないと聞いていたのに痛かった」と、感じる方もよくいると思います。

これらは、歯茎が炎症を起こっている状態なのです。
そこで歯と歯茎の溝の歯周ポケットが深く痛みを伴う場合には麻酔を使用して進めていきます。
深い歯周ポケットでは、歯の根の表面も歯石に含まれる細菌で汚れています。汚れている状態だと歯石を取り除いても歯茎が歯の根にくっつくことが出来ず、深い歯周ポケットは改善されることがありません。そのため歯の根の表面の汚れた部分も取り除きツルツルの滑らかな状態にして、歯茎の付着を促進し、歯石がつきにくい状態にします。

つまりSRPは歯の根をツルツルにして歯石や歯垢をつきにくくするために行います。

セルフケアとして痛いからや血がでるからといってそのまま放置すると歯垢が硬くなり歯石が付いたり細菌がこびりついたりして歯周病が進行してしまいます。
硬い歯石になってしまうと歯周ポケットの深くまで歯石による細菌がこびりついて、その結果SRPでもお掃除が不可能になり外科手術をしなくてはならなくなります。

 

歯周病は歯医者さんでの定期検診で早期発見をして、患者様自身のセルフケアと歯医者さんでのプロフェッショナルケアを合わせて歯周病を治していくことが歯を10年、20年長くもたせるカギになります。

 

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