足立区千住1丁目30−3 カノン千住2F

03-6812-0527

Blogブログ

インプラントは歯周病になるの?

こんにちは!北千住すずらん歯科です🌼
先日当院の理事長が日本口腔インプラント学会に参加しました🧑🏻‍🏫✨
高齢者の方に対する治療においては、ご家族への説明をより丁寧に行う必要性があることや、前歯の抜歯即時埋入において、早期に仮歯を入れて歯肉を合わせていく方法などを学んできました。
なるべく早く患者さんに機能回復してもらうテクニックについて、多くの臨床例をもとにインプラント生涯研修センターの先生方が発表されていました🦷
さて、審美性に優れていて他の歯への負担も少ないインプラントですが、みなさんはインプラントにも歯周病によく似た病気があることをご存知ですか?

 

その病気は「インプラント歯周炎」といい、インプラント治療後に最も注意したい病気の1つです⚠️

インプラントは人工物ではありますが、その周囲は自分の歯ぐきです。

そこに細菌が入り込むことで、インプラント歯周炎になってしまうことがあります。

発症すると、歯ぐきの腫れや出血の炎症の他、口臭などの症状が現れ、最悪の場合、埋め込んだインプラントが抜けてしまう(脱落)する可能性もあります。

 

≪インプラント歯周炎の原因≫

 

・口腔ケアの不足

歯ブラシでのブラッシングや、歯間ブラシ等のケアを怠ると歯垢が溜まります。

歯周病菌は歯垢が溜まったところに入り込んで増殖します。

その入り込んだ細菌が歯茎に炎症を引き起こし、歯ぐきの中の顎の骨を溶かしてしまうことがあります。

 

・歯ぎしり・食いしばり

インプラントに過度な力がかかると、せっかくくっついた顎骨とインプラント体(人工歯根)の接着が壊れることがあります。

そこに隙間ができると、細菌が入り込みやすく、インプラント歯周炎に繋がってしまうことがあります。

 

歯ぎしりや食いしばりは無意識でしていることも多いため、インプラント治療の際にしっかりと噛み合わせ等も考慮してもらいながら治療するとともに、就寝時はナイトガードなどのマウスピースを使用するなどの対策が必要です。

 

・喫煙

喫煙もインプラント歯周炎を発症するリスクを上げる要因になります。

タバコは免疫力を低下させたり、歯肉の血流を悪くさせたりし、歯周病菌に感染しやすくなってしまいます。

歯周病に感染し、炎症を起こしても喫煙を続けていると、歯肉の回復も妨げて治りにくくなることもあるため、できるだけ禁煙することが大切です。

 

・歯周病未治療のままインプラント治療をした

歯周病の状態ではインプラント治療はしないことがほとんどですが、疾患しているままインプラント治療をすると、インプラント歯周炎の原因となります。

 

周りの歯も注意が必要

インプラントを埋めた個所だけでなく、周囲の歯も歯周病になる可能性はあります。

歯周病菌は口内に複数存在する細菌のうちの1つです。

きちんと口腔ケアを行い、プラークコントロールができていれば歯周病が発症することはありませんが、ケアが不十分だとインプラント治療した箇所に関係なく、様々な箇所の歯周病が発症することがあります。

 

当院ではインプラント治療を終えた患者様に、PMTCという着色も取れるクリーニングを行わせていただいております。その際のメンテナンスでしっかり口腔内をケアしていきましょう😊✨
ネット予約
TEL 03-6812-0527